2019/12/18
■酵素について■
カテゴリー名:髪のデータベース
こんにちは!
チーフの満尾です!!
今回は酵素の基礎知識をお伝えして行きます。
知らない人は必見です!!
知っている人は復習しましょう。
酵素とは?
酵素は大きく分けると「体内酵素」と「体外酵素」の2つに分類されます。
さらに体内酵素は、
消化を助ける「消化酵素」と全身の機能をつくり出す「代謝酵素」の2つに分けられます。
体内酵素は体の中で合成される特殊なタンパク質で、
潜在酵素とも言われます。
現代では人間の体内だけでも約5000種類の酵素が発見されています。
一方、体外酵素は食物から摂取して取り入れる酵素のことです。
食物に含まれている酵素を食べて摂取することから「食物酵素」とも言われています。
消化酵素
私たちが口から食べた食物は、
消化器官で消化され腸で吸収されます。
この時食べた物を細かく溶かして分解し、
吸収しやすく働くのが消化酵素です。
消化・吸収には、
唾液・胃液・膵液・胆汁・小腸液などの消化液に含まれている、
様々な酵素が関わっています。
消化酵素は、
分解される栄養素によって炭水化物分解酵素やタンパク質分解酵素、
脂肪分解酵素などの種類に分けられます。
主な消化酵素の種類とその働き
◆炭水化物分解酵素(アミラーゼ)
デンプンを分解してブドウ糖などの単糖にします。
◆タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)
タンパク質をアミノ酸に分解します。
◆脂肪分解酵素(リパーゼ)
脂肪を脂肪酸に分解します。
代謝酵素
消化酵素によって食物から分解・吸収された栄養素は、
体の細胞内に送り込まれてエネルギーを生み出しますが、
これは代謝酵素の働きによるものです。
新陳代謝によって健康を維持する作用、
各臓器を正常に働かせる作用など、
全ての生命活動に関与して働いているのが代謝酵素です。
代謝酵素の主な働き
◆新陳代謝の促進
吸収された栄養を細胞に届けて、
有効に働く手助けをします。
◆自然治癒力の増強
体の悪い部分を改善し、
病気を治そうとします。
◆有害物質の除去
毒素を無毒化して、
汗や尿中に排泄します。
◆免疫力の向上
病気や感染症、または異物に対して抵抗力を高めます。
◆脂肪の分解
体内の余分な脂肪を分解して排出します。
食物酵素
食物酵素は食物に含まれている酵素のことで、
火を通さない生の食べ物や発酵食品などには、
それ自身に酵素(消化酵素の働きをする酵素)が多く含まれています。
そのため、
体内の消化酵素をほとんど消費することなく消化・吸収できるのです。
ただし、食物酵素は熱に弱いため、
48℃以上で調理すると失活してしまうのがほとんどです。
また、食品添加物や化学合成成分も本来の弱めてしまうと言われています。
生野菜や果物に含まれる酵素を、
さらに無駄なく効率よくとる方法は、
皮ごとすりおろすことです。
消化吸収がよくなるだけでなく、
酵素を残さず取ることができます。
すりおろすことによって、
野菜や果物の細胞が壊され、
酵素が細胞の外に出てきて活発に働きます。
焼き魚や天ぷらに大根おろしが添えられているのは、
理にかなった食べ合わせなんですね!!
食物酵素を含む食品
◆生の食べ物
野菜・果物・生の肉・魚など。
◆発酵食品
味噌・醤油・塩麹・甘酒・ヨーグルト・漬物・納豆・キムチなど。
まとめ
酵素には人体にあるもの(体内酵素)と、
外部から取り入れるもの(食物酵素)があります。
食文化の変化や生活習慣の乱れにより、
すぐ調理できる炒め物や、
子供が好きだからと揚げ物ばかりだったり、
現代社会では食物を生で食べる習慣が少なくなっています。
発酵食品を取り入れ、
食生活を見直し、改善して行きましょう!!