2019/11/27
■栄養素の基礎(水溶性ビタミン編)■
カテゴリー名:髪のデータベース
こんにちは!
チーフの満尾です!!
今年はインフルエンザが例年よりも早く流行していますね。
何をして予防していくべきなのか?
一緒に考えていきましょう!!
そこで今回は、
代謝や体の調子を整えたり、
免疫力を上げたりするのに重要な調整素としての、
働きがある「ビタミン・ミネラル」についてまとめます!!
…ミネラルはまた次に機会に。
目次
ビタミンとは?
ビタミンは、
体の調子を整えるのに欠かすことのできない栄養素です。
13種類あり、
体の中の働きは種類によって異なります。
水に溶ける水溶性ビタミンと、
水に溶けずあぶらに溶ける脂溶性ビタミンに大きく分けられます。
水溶性ビタミン
尿などに排出されやすく、
体の中に貯めておくことができません。
必要な量を毎日摂ることが大切です。
ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンC・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン
の9種類があります。
ビタミンB1
加熱してから水に溶けやすく、
中性・アルカリ性に不安定です。
糖質の代謝の補酵素となり、
エネルギーを作る消化液の分泌を促進します。
また、
皮膚や粘膜の健康を維持したり、
脳神経系統の調節をしたりします。
<欠乏症>
脚気・多発性神経炎・浮腫・便秘
ビタミンB2
水に溶けやすく、
熱・酸には安定していますが、
光によって分解します。
アミノ酸・脂質・糖質の代謝に関係しています。
細胞の発育を助け、
皮膚や粘膜の健康を維持します。
<欠乏症>
口唇炎・口角炎・角膜炎・肥満・めまい・脱毛症
ビタミンC
熱・酸素・アルカリに不安定ですが、
酸や低温では安定しています。
ステロイドホルモン合成やコラーゲンの合成に関与し、
鉄や銅の吸収を高め、
ヘモグロビンの合成を助けます。
アミノ酸代謝の補酵素となります。
<欠乏症>
壊血病・感染病・骨の形成不全・貧血・肌荒れ・肌のシミやくすみ・歯茎の出血・皮下出血
ビタミンB3(ナイアシン)
ニコチン酸・ニコチン酸アミドを合わせてナイアシンと呼び、
熱・酸・アルカリ・光に安定します。
糖・脂質の代謝エネルギーの補酵素となります。
また、
脳神経の働きを助けたり、
胃腸菅の働きを正常に保ったり、
皮膚の健康を保っています。
<欠乏症>
ペラグラ・口舌病・下痢・皮膚炎・神経障害
ビタミンB6
アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として作用します。
脂肪の代謝の関与し、
皮膚の抵抗力を高め、
神経の働きを正常に保ちます。
<欠乏症>
皮膚炎・けいれん・貧血・浮腫・成長不良・口内炎・口角炎・妊娠中毒症
ビタミン12
葉酸と協力して赤血球を生成したり、
神経の働きを正常に保ったりします。
アミノ酸・奇数鎖脂肪酸・葉酸・核酸
の代謝に関わる酵素の補酵素として作用する。
<欠乏症>
悪性貧血(ビタミン12欠乏症)・動脈硬化・口内炎・皮膚炎・下痢・神経障害・不眠症
ビタミンB5(パントテン酸)
エネルギー代謝の補酵素です。
副腎皮質ホルモン(抗ストレスホルモン)の合成、
免疫抗体の形成、
自律神経の働きの維持、
善玉コレステロールを増やします。
ビタミンC・ビタミンEと一緒に摂取することで、
高い抗ストレス効果が期待できます。
また、
ビタミンB6や葉酸と一緒に摂ることで、
免疫力が強化されます。
<欠乏症>
血圧低下・副腎機能低下・動脈硬化・疲労・成長障害・生殖能力低下・免疫力低下・精神障害
葉酸
タンパク質や細胞を作る際に必要なDNAなどの核酸の合成に関与します。
ビタミンB12と協力して赤血球の形成を助けたり、
細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に、
役立ったりするなどの働きがあります。
<欠乏症>
悪性貧血・神経管閉鎖不全症・高ホモシステイン血症
ビオチン
糖質・脂質・タンパク質の代謝に関与します。
健康な皮膚や髪を保ちます。
<欠乏症>
皮膚炎・結膜炎・筋肉痛・味覚異常・血糖値の上昇・神経障害・脱毛
まとめ
ビタミンが不足すると皮膚や毛髪に悪影響が出ますね。
美肌を手に入れるためにコラーゲンのサプリを服用している方は、
是非ビタミンも積極的に摂取していただきたいです!!